2016/10/23 指導碁メモ

先生(兄)と。4子局、黒50目-白57目 7目負け。先週の9目負けに続き、3子局まであと1歩2歩というところ。

 

中盤まではリードを保ったまま、終盤で25目ほどヨセられた格好。先手での2線切り取りに気づかなかったり5手先まで読めば読めるオキに気づかなかったり、隅のスベリに慌ててツケて損したりと散々で、先生からは完全に集中力が切れてたと指摘。

 

先々週の指導内容を基に、中盤まではとにかく悪手を打たないことを念頭に、自分の中の基本に忠実に進行。確かに無難な手に終始していればそうそう4子のリードは簡単には削られないと感覚を掴んできた。

 

中盤の読みについても、特に死活については慎重に読めるようになり、大石を取られるようなことにほとんどならなくなった。今日は一箇所、素直にトビを打つべきところをケイマした影響で切断され、中央苦しいシノギになったが、結果的に大きな損にならない形でしのげたことは良かった。

 

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 切断されたあと、不用意なハネから中央が微妙な感じに

 

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 なんとか3子を捨て石にしてこの形に。どこまで損だったかは不明。

 

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中央〜左下、眼形を奪われそうになり一瞬ひやっとしたが、左辺白も安定とは言えない状態と気づき落ち着いて対応できて生還。この時点では隅の地が大きくまだ黒が良いか、という手応え。

 

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ヨセの手順を最後まで覚えきれてなくてなんか終局図と形勢が違うけど、大まかにこんな感じになって7目負け。

 

以下、ヨセに関わる指導内容。

 

・布石や中盤までと変わらず、じっくり読みを続けること。機械的な作業にしない。
・先生レベルだと、4子局で対等くらいの相手だとヨセで20目以上は普段からヨセてる。逆にここが10目とか15目しかヨセられない相手は、3子局でないと厳しいらしい。
・丸暗記しようとしても多分無理だから考え方を理解しておいたほうがいい。

サルスベリ、大ゲイマで先手を取れないなら小ゲイマで先手を取る。そのほうがはるかに得する。
・ハネ出しで後手になる場合や、ハネ出されると後手を引く場合、単にサガリが有効なことは多い。
・先手を取ることは重要だが、1-2へのハネ出しなどさほど大きくない場合、手抜かれる可能性は考慮しておくべき。
・どうしたら先手を取れるか、はずっと考えておく。先手を取るための工夫は局面ごとに色々あるはず。

 

その他の指導内容

 

・小ゲイマシマリ、小ゲイマカカリ、コスミツケ、ノビ、に対してケイマにシマった石からの1間トビはかなりいい形。と覚えておく。
・キリが怖いとかハネ出しが怖いとか思ったら、実際にそれが成立するか、相手の立場に立ってシミュレーションしてみると、以外に成立しないことがある。そういう場合に単に受けてしまうのは損。

一般の人でもカラオケで好きな曲がそこそこ上手に歌えるようになる方法

プロとか本業の人みたいに歌えなくても、なんかのきっかけでカラオケ行ったりすると、やっぱりそこそこ上手に歌えたほうが盛り上がるし自分も楽しいと思うので。(自分はみんなでとかはめったに行かないけど練習しに1人でワンカラ行ったりする)

偉そうなタイトルだけど多分自分は「学校のクラスの中で1番か2番目くらいに歌が上手い人」レベルではあると思う。逆に言えばプロとかちゃんとしたトレーニングやってきた人から見ればただカラオケでそこそこ上手いんじゃんとかそんなもんだと思う。いったら囲碁でいうところのアマチュア低段者とかそんなもん。

だけど、だからこそそのレベルにいる自分が何を考えてるのかというのをまとめておくことで、もし上手になりたいと思ってる人がいたらそれなりに参考にはできると思う。

どのみち、本気で歌のトレーニングをしようという人は限られると思うので、まずは工夫とか意識レベルで改善できそうなことを挙げておく。


さて、まずそんなに上手く歌えない人のほとんどが

  • 曲をたいして知らない、そこまで聴いてない
  • 歌うときに、BGMをちゃんと聴こうとしてない
  • 自分が気持ちよく出せる音域を分かってない
  • 下手という以前に、雑

こういうのが当てはまってると思うし、逆にここをクリアするだけでもだいぶ印象変わると思う。

 

曲をちゃんと聴いて、しっかり覚える

例えば、「かえるのうた」とか「君が代」をめっちゃ音痴に歌う人とかそんなに居ないと思うけど、難しくないってのもあるけど基本的には子供の頃から聞いて全部を知ってるから、という理由が大きいと思う。

曲を知らないとどうなるかというと例えばよくあるケースだと、

歌詞が表示されても細かいリズムが分からない→リズムがブレる→つられてピッチ(音程)もブレる 

こんな感じで上手に歌えない。これ結構練習してる人とかでも同じことになる。いつもそれなりに上手に歌う人は、基本的には歌う曲は「知ってて歌える曲」である。自分なんかはしっかり聞いて練習した曲はやっぱりそれなりに上手に歌えるし、そうでない曲はやっぱりリズムもピッチも定まらず、グダグダした感じになってしまう。何より途中知らないとか歌えないとかなると場がしらける。

ということで、「脳内で最初から最後まで再生できる」くらいまで聴き込む、というのをやると良い。結果的に、好きな曲でないとなかなか厳しい作業になる。

ただ聴くのではなく、歌詞を意識しながら聴くとか、歌詞を見ながら聴くとか、合わせて歌詞みながらうたってみるとか、そういう聴き方をするとよりインプットされやすい。

「良く歌う曲」が「ちゃんと全部知ってる曲」に変わると、歌唱力のベースが変わらなくても全然変わる。ぜひ試してみてほしい。


歌うとき、音を聴いてない

これほとんど全員があてはまると思う。

大音量だし酒も入ってるし、という事情もあるかもしれないが、音を聞かない限りはリズムもピッチも基本ズレまくると思って良い。プロのミュージシャンですら、自分の音とか演奏のモニターからの返しがしっかり聞こえることが大前提でライブとかやってる。大きなホールだとイヤホン型のモニターで直接耳に返したりもしてる。

ということで、「歌うこと」以上に、「リズムを聞く(特に、リズムの肝になるバスドラの音)」「演奏を聞く」カラオケなら「ガイドメロディーを聞く」をめちゃくちゃ意識すること、余裕がでてきたらその上に自分の歌ってる声を聞く。

これが出来るとリズムとピッチの安定感が増す。繰り返しだけど、「歌う」以上に「聞く」ことに意識を向けてみると良い。

 

自分の音域を分かってない

これ、音感がある人とか楽器をやってた人ならわかると思うけど、そうでない人は「どの曲が自分がちゃんと歌える音域であるか」というのはなかなか判断が難しいだろう。

これはなんというか便利なアプリもあるので、まずは参考までにこういうので自分に合った曲を探してみると良いと思う。

app-liv.jp

得意な曲というか、「高すぎず低すぎず、比較的無理なく最後まで歌える曲」を登録していくと、似たような音域にあてはまる曲を、キー調整まで含めて提案してくれる、それなりに実用的なアプリとも言える。

得意な音域を外れた曲は、プロであってもまともに上手には歌えないからこそ、カバー曲であってもキーは自分にあったものに調整しているのだ。まずは選曲、キー調整も含めて、自分がしっかり歌える音域の曲を歌うようにしたい。

 

上手が下手か、ではなく丁寧か雑か、の話も多い

伸ばす音をちゃんと伸ばし、止めるところはしっかり止める。歌詞を大事に歌う。子音の発音("sh"とか"ch"とか"t"とか"k"みたいな無声音は特に)に気を遣う。

こういうのは聴いている人の印象に思った以上に影響を与える。上手くないと言っている人は、なんとなくメロディーに合わせて思い思いに声を出しているという感じになっていて、「歌唄」になっていないことが多い。

これは是非自分の歌の録音なんかを聴いてみると良いが、本当にがっかりするくらい、想像以上に雑に聞こえる。リズムはズレるわ、歌詞がはっきり聞こえないわ、ブツブツフレーズが途切れるわ、音は外れるわ、おそらく思ってた以上にさんざんなものだと感じるだろう。

ただ、最終的に歌が上手になりたいのであれば、なんでもいいから自分の歌を1回2回は録音して聴いてみたほうが良い。自覚することで、気をつけようとする意識が生まれるはず。

いきなり歌唱力を上げることは困難だが、「丁寧に歌おうとする」のは今すぐできる。これも是非実践してみてほしい。


逆に気をつけたい点として、バラード曲で「感情を込めて歌う」はなるべくさけたほうが良い。

理由としては、もともと、メロディー、演奏、歌詞、ともに、「1番盛り上げたいところで盛り上がるように」設計されているからだ。ここに更に個々人の感情がのっかってくると、言ってしまえば「霜降りサーロインステーキにバターをたっぷり乗せて食べる」みたいな感じになってしまう。

バラードこそ、「丁寧に、歌詞とリズムとメロディーを刻む」ように歌うと、なかなかスッキリ聞こえることが多い。これも多くの人は誤解しているだろうから、敢えて補足しておいた。


まとめ

  • 曲を覚えよう
  • 歌うことより聞くことに意識を
  • 自分の音域で歌える曲を選ぼう
  • 丁寧に歌おう

これらを実践するだけで、ほとんどの人はベースの歌唱力が変わらずとも見違えるように上手く歌えると思う。もちろんこの中にも「歌唱力を上げる」ための要素は含まれてるけども。


昨日の録音の反省

全然関係ないが、昨日練習した曲を聞き返した反省点のメモ

  • 全体的に、食い気味になったり走ったりして、余裕がなく聞こえる。特に高音が出て来る場面に多い。
  • アップテンポの曲の場合、音を外して完全に言葉だけを読み上げる練習があったほうが良い。言葉が口についてなく、どうしても走ったりモタったり安定していない。
  • ピッチ→基本下がり目、自分でそれを自覚するとやや上から当てようと調整して逆に不安定になっている。自分の感覚に正直に一貫したピッチ感があったほうが良さそう
  • 高音はやっぱり苦しそう、地声でのロングトーンはGまでにしておいたほうが無難、単発でもB♭がまともな声の限界な気がする、もう少し頑張って拡張したほうが幅が広がりそう
  • 曲に不慣れだとやっぱりリズムもピッチもかなり乱れてる。

2016/10/09 指導碁メモ

先生(弟)と。4子局、中押し負け。反省点が多いものの、自分なりにしっかり考えながら打てた碁ではあったため、学びも多かった。以下メモ

考え方や姿勢の話

  • まずアマチュア高段者レベルを目指すのなら、良い手を打たなくてもいい、悪い手を打たなければいい
  • 落ち着いて正しい手を打って、相手が間違えたらそこを咎める手を打つ
  • 手数が多くなるほど間違えた手を打つ確率はあがる
  • 悪い手とは、「あまり意味がない手」「自分を逆に不利にする手」。例えば自分の大石が弱く相手の石が強い状況で下手にノゾキを打って相手の石を強くし、自分の石がサバキにくくなるとか。2間ビラキみたいに相手の強い石から離れる感じで動いてみたものの、結局挟まれたら相対的に弱いじゃんみたいな手。など。
  • 良い手とは、「複数意味がある手」。例えば、「自分の石が連絡でき、更に実利が稼げる」などこの意味が多かったり、戦局上大きかったりするほど「良い手」と言える。プロであっても、常に良い手ばかりを打てているわけではない。
  • ノゾキは、相手の眼形を取るだけでなく、「相手の石を重くする(動きにくくする)」意図があるときに使うことが多いが、その半面、間違ったタイミングでうつと「相手の石がしっかりつながり、強くなる」という側面もあり、その周囲の自分の石が弱いうちは不用意に打たない。逆効果。

打ち方について

星→大ゲイマシマリからの打ち方(大ゲイマと逆方向へのシマリ方)

  1. 鉄柱:隅を確実に守るが、辺の攻防に甘い(手堅いといえば手堅いが、守りの手。)
  2. コスミ:隅を守りつつ、辺の攻防にも圧力をかける(バランス良いっちゃいい)
  3. 小ゲイマ:隅は入られる前提で、辺の攻防に強い(小ゲイマを打つなら、このあと更にもう一手かけて隅を守る手は考えない)

その他

  • 星の小ゲイマにカカられて1間で挟んだときに更に挟んできたとき(1間高ガカリ)、コスミは甘い手になるから挟んだ石にツケるほうが調子が良い、少なくとも難しくならない
  • 相手に出来た厚みの価値を半減させたいなら、その厚みに近い自分の石から直接動いて助けようとするのではなく、逆サイドからわざわざ入る価値が少なくなるくらいまで詰め寄り、その間で打ち込んでくるならむしろ厚みに近い石は軽く捨てていき逆側を盛り上げる感覚で打つ。
  • サバキに入るなら石は相手の石により掛かる感じで、アテられてもポンポン手抜いてアテ返していく感じでサバいていく。全部助けようとしてトビとか打っていくと全滅させられる、そこそこサバいてそこそこ手になればそれで十分、くらいに思っておく
  • 下手に割り込むと逆に相手の形がガッチリ決まってしまう。敢えてツナいでおくくらいにしておいたほうが後から味がある。相手に切れ目を作ることが相手の生き死に直結したりその場の戦局を有利にしないなら、味を残すことのほうが重要な場面も多い。 

今日の反省

ほとんど自滅したと言って良く、終盤での不用意なノゾキが原因でケイマにツケコシされ大石が切断され(それまで手がなかったところに手ができてしまった)挽回がかなり厳しい状態になった。

それでも下辺のサバキが手になっていればヨセまでもつれ込むこともできただろうが、全部を助けるように動いてしまったために下辺が全滅し、碁はここで終了。下辺の動きについてはケシとしては踏み込み過ぎ、サバキにしては相手の石を利用していなく(つまりサバキの筋にちゃんと入れてない)、相手の地を更に拡張し更に全体の眼形を奪われ全滅という最悪な展開に。

目算を適宜入れてちゃんと形勢判断できていれば、下辺を捨ててもヨセ勝負まではいけたかもしれない。

4子局にしてから無難な手を打たなくなり、自分で碁を難しくしているところもある。次回の指導碁はBTTBの姿勢で望みたい。